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  • 執筆者の写真大澤龍司

破産管財人が見た! リゾートホテルの実情⑤

【会員はこんなあところが不満だった】

会社の財産を売却し、お金が集まれば債権者に配当する。

それが管財人の役割だ。

会員も債権者である。

会員から数多くの電話をもらった。

そのほとんどが不満だった。

《料理が年々、悪くなってきた》、

《会員でない人の方が宿泊料金が安い!》

《設備が古く、ホテル全体がうす汚い》

毎年、会費を払い、固定資産税を支払うのに、

優遇されていない。

その上に、破産になったので、預託金が返還されない!!

納得できないというのが会員の率直な気持ちだった。

その気持ち、痛いほど伝わってきた。

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